タレントのデヴィ夫人が12日、政治団体「12(ワンニャン)平和党」を立ち上げ、夏の参院選に挑戦することを明らかにした。
「政界に一石投じる」今後のテレビ出演は…?
「ここに、12(ワンニャン)平和党設立を宣言します」
この記事の画像(27枚)数字の「12」を「ワンニャン」と読む、「12(ワンニャン)平和党」は、85歳のデヴィ夫人が代表を務める。2025年夏の参院選に向けては「12」の政策を掲げ、日本にも犬の肉を提供する店があると主張。犬猫の食用禁止の法制化を目指す方針を示した。
「私が人生の集大成として、政界に一石を投じようと、立ち上がりました」
タレントとして幅広く活躍するデヴィ夫人は、数多くの人気番組に出演する一方、愛犬家として動物愛護活動も続けてきた。
ただ、かつてインドネシアのスカルノ元大統領と結婚したデヴィ夫人はインドネシア国籍で、このままでは参院選に出馬できない。そのことを問われたデヴィ夫人は、「日本国籍に戻った時点で立候補しようと思っております」と述べ、日本国籍の取得を申請していて、認められれば参院選の比例代表に立候補する考えを示した。
また、記者から「政治に関わることでテレビの仕事が無くなる可能性もあるのか」と問われると、「政治に関わるのはやめてほしいと思っているようなテレビの会社とは『ご遠慮ください』と言われれば致し方ないと思っていますが、逆に、もっと人気が出て、もっと活動してくださいというところがあれば喜んで出演いたします」と述べた。
選対委委員長に“選挙の神様”
会見には、共同代表を務める実業家の堀池宏氏や、選挙対策委員長に就任した選挙プランナーの藤川晋之助氏の姿もあった。
藤川氏は2024年の都知事選で石丸伸二氏をサポートし、“石丸旋風”を演出した、“選挙の神様”とも言われている。会見で藤川氏は「最低でも2議席から3議席、参議院でとります。とってみせる」と述べ、夏の参院選で10人から30人の候補者を擁立する方針を明かした。
政界では、“参院選の比例区で、議席を獲得する可能性もあるのではないか”との声も出ている。
(「イット!」2月12日放送より)
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