今日2月12日(水)は満月です。2月の満月はアメリカの農事暦では「スノームーン」とも呼ばれます。
今夜は前線や低気圧の影響で全国的に雲が広がり、ここ数日と比べてお月さまを見られるところは少なくなる予想です。天気の崩れが遅い関東や東北太平洋側では、月の出時刻の夕方頃に見えるチャンスがありそうですが、遅い時間ほど雲が広がり難しくなる予想です。一方、前線通過後の西日本の一部では、夜遅くになると雲にすきまが出来てきて、月が見られるチャンスがありそうです。
▼各地の日の入り時刻・月の出時刻根室 日の入り 16時44分 月の出 16時15分仙台 日の入り 17時11分 月の出 16時47分東京 日の入り 17時19分 月の出 16時57分大阪 日の入り 17時38分 月の出 17時17分福岡 日の入り 18時00分 月の出 17時40分那覇 日の入り 18時20分 月の出 18時04分
農事暦における満月の呼び方
アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。
農事暦(The Old Farmer’s Almanac)によると、アメリカでは2月の満月を「スノームーン(Snow Moon/雪月)」と呼ぶようです。「寒さが厳しく大地の多くが雪に覆われる季節」にちなんで名付けられたといわれます。
月は自ら光っているわけではなく、太陽の光を反射することで輝いて見えています。そして、太陽の光が当たっている月面の半球が地球から見てどちらを向いているかによって、三日月や上弦、満月、下弦など、見かけ上の形が変わります。地球から見た太陽の方向を基準に、太陽の方向と月の方向の黄経差が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。つまり満月は、地球から見て太陽と月が正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。
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参考:国立天文台「ほしぞら情報」「暦計算室」、アストロアーツ「星空ガイド」 、The Old Farmers’ Almanac
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿) 六花 さん