南海トラフ地震の死者 約1000人減る試算 住宅耐震化進み|NHK 高知県のニュース

南海トラフ巨大地震で想定される死者の数について、県は能登半島地震をきっかけに住宅の耐震化が進んだことなどでこれまでよりおよそ1000人少なくなるという試算を示しました。 県は3年ごとに「南海トラフ地震対策行動計画」を策定していて計画をめぐる会合で12日新たな被害想定が示されました。 去年1月の能登半島地震以降、住宅の耐震化が進み、新たに4500棟余りで工事が完了したほか、この3年間で津波避難タワーも目標としていた9基が建設されています。 こうした対策が進んだことにより想定される死者の数は、3年前と比べておよそ1000人減り、およそ7800人と試算しています。 想定される死者の数について、県は当初、およそ1200人の減少となる見通しを示していましたが、津波が想定される区域に暮らす住民の年齢を考慮して算出したところ、およそ200人の差があったということです。 また、12日の会合では、次の3年間の計画の素案も示され、沿岸の19市町村すべてで事前復興の計画策定を終えることなどを目標としています。

ページの先頭へ戻る

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *