追悼・吉田義男…縦縞一筋70年! 巨人軍・馬場正平一軍初登板の第一打者。結果は…【週刊プロレス】(BBM Sports) – Yahoo!ニュース

1952年暮れ、立命館大学を中退してタイガース入団。初年度の1953年は遊撃手として38個のエラーを記録したが、松木謙二郎監督が根気よく起用して128試合に出場。その後、守備に磨きをかけ“今牛若丸”と称されるようになる。 誇りに思っている記録はシーズン192併殺守備機会。「まだ破られてないと思います。僕ひとりでやったわけやないですけど。それだけピポットマンだった白坂長栄さんの受け皿が良かったわけで。近代野球ではダブルプレーが取れるかどうかは大きいですからね。あんまり人は言わんけど、僕の自慢やと思います」 守備ばかりクローズアップされがちだが、1954年のシーズンには51個、1956年には50個の盗塁を決めタイトルを獲得。1964年のシーズンは6月まで首位打者を走る活躍で優勝に貢献した。 江夏豊が稲尾和久が持つシーズン最多奪三振記録(353)を塗り替えたゲーム(1968年9月18日)では、江夏のヒットでさよならのホームを踏むなど、タイガースにとって節目節目で活躍した隠れた名優でもある。 そんな吉田だが、プロレス界との接点がある。それは1957年8月25日、甲子園球場でおこなわれた読売ジャイアンツとの公式戦。一軍初登板となった馬場正平投手(のちのジャイアント馬場)の相手、それも第一打者として打席に立ったのだ。 「(阪神が)ボロ勝ちしてて、巨人の水原茂監督が8回に登板させたんですわ。2メートルを超える大きな男と、165cmの小柄な私。まあ、試合の大勢が決まってるので、ファンサービスだったんでしょうな。2階からやなくて、それこそ天井から投げてくるって感じで、球も速かった。2球で2-0(今でいう0ボール2ストライク)に追い込まれて。セカンド正面にいい当たりのゴロを打ったの覚えてる。その回、三者凡退やったんちゃうかな」と当時のことを述懐した。 長く「タイガース唯一の日本一監督」と紹介されてきたが、そのたびに「早くそう言われんようにしてください」と言い続けてきた。2023年、岡田彰布監督の下、2度目の日本一に輝いた時は、一番に祝福の電話を入れた。1985年のV戦士が率いたチームだっただけに、喜びもひとしおだっただろう。 タイガース入団以来、臨時コーチとして中日ドラゴンズに呼ばれたことこそあるものの、具体的な条件を提示されながらも正式なコーチ就任は拒否。1989年から1995年はフランスで野球の普及に努めたが、70年以上、縦縞一筋で通してきた一番の阪神ファンであった。(文中敬称略) 橋爪哲也 週刊プロレス編集部 BBM Sports ******* **************************************************************************** ******* ****************************************************************************

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【大雪】八代市~水俣市の国道3号が全面通行止め 集中的・効率的な除雪作業のため 天草・芦北と球磨地方に大雪警報(KKT熊本県民テレビ) – Yahoo!ニュース

芦北町湯浦・国道3号(5日午後2時頃) 大雪のため、八代市と水俣市の国道3号が全面通行とめとなっています。 5日午後0時15分から全面通行止めとなっているのは、八代市日奈久平成町と水俣市陣内の間の国道3号(延長39キロ)です。国土交通省九州整備局によりますと、全面通行止めは、積雪に対して集中的・効率的に除雪する作業を集中的に行うためだということです。 5日午後2時30分現在、熊本県内では南部の天草・芦北地方と球磨地方に大雪警報が出ています。 KKT熊本県民テレビ ******* **************************************************************************** ******* ****************************************************************************

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JFAの川淵三郎相談役、吉田義男氏の逝去を受けコメント発表「仏サッカー連盟の幹部を紹介していただき…」 | サッカーキング

3日に亡くなった吉田義男氏 [写真]=Getty Images かつてプロ野球の阪神タイガースで活躍した吉田義男氏の逝去を受け、日本サッカー協会(JFA)の川淵三郎相談役が4日に同協会を通じてコメントを寄せた。 1933年7月26日生まれの吉田氏は、1953年に阪神タイガース(当時は大阪タイガース)へと入団。1年目からショートのレギュラーとして活躍し、2回のリーグ優勝に貢献した。引退後は同球団で3度にわたり監督を務め、1985年には阪神を創設以来初の日本一に導いた。また、フランス代表の監督に就任するなど国際的にも活躍。3日に脳梗塞のため91歳で亡くなった。 訃報に際して川淵相談役は以下のようにコメントを寄せている。 「吉田義男さんの訃報に接し、心からお悔やみ申し上げます。フランスで野球の代表チームの強化に携わられ、野球の発展に尽力された吉田さんですが、私はもとより日本サッカー界も大変お世話になりました」 「吉田さんと初めてお会いしたのはFIFAワールドカップフランス98の数年前、早稲田大学蹴球部の先輩と日本サッカー協会とつながりのあるパリの旅行代理店の社長を通じて知り合い、そのご縁でフランスサッカー連盟(FFF)の幹部を紹介していただきました」 「今ほど力がなかった当時のサッカー日本代表にとって、世界トップクラスのチームと対戦することはほぼ不可能でしたが、吉田さんにその足がかりをつくっていただき、フランス代表とも何度か試合を組むことができました。FFFとのつながりができ、ヨーロッパに拠点ができたことは、吉田さんのお力添えがあったからにほかなりません」 「以来、吉田さんと親しくさせていただきましたが、渡仏した際、わざわざシャルル・ド・ゴール空港に車で迎えに来ていただいたときは本当に恐縮しました。忘れがたい思い出です。生前中のご厚情に深く感謝申し上げるとともに、故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます」

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爆モテ界のエリート集団が“モテの頂点”を争う、ABEMAオリジナル恋愛リアリティーショー2025年2月19日(水)夜10時放送『ラブパワーキングダム~恋愛強者選挙~』爆モテ美男美女一挙解禁

新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、2025年2月19日(水)夜10時より、ABEMAオリジナル新作恋愛リアリティーショー『ラブパワーキングダム~恋愛強者選挙~』(全8話)を、「ABEMA SPECIAL」チャンネルにて放送いたします。このたび、本作に参加する16名をお知らせいたします。 【先行映像】「私以上にモテる人を見たことない」爆モテ自慢の16人のさすがすぎる宣言に驚愕 『ラブパワーキングダム~恋愛強者選挙~』に参加するのは、ハーフモデルのあさや(バンダリ亜砂也/26歳)、俳優兼経営者のあり(亜莉/30歳)、TikTokライバー兼インフルエンサーのいっせい(森長一誠/23歳)、プロバスケ選手のけいいち(長谷川惠一/39歳)、俳優のけいし(荒井啓志/25歳)、大手コンサル勤務のひろき(田中宏樹/28歳)、人気YouTuber・えびじゃのひろやす(森山弘康/32歳)、会社経営者のゆうじ(山城裕司/35歳)の男性メンバー8名と、ダンサーのアオイ(AOI/27歳)、アナウンサーのあかね(瀧山あかね/30歳)、まつげサロン経営のあやか(中野綾香/32歳)、小悪魔ageha専属モデルのせいな(聖菜/22歳)、Sサイズモデルのみさき(谷岡美沙紀/24歳)、元AKB48でタレントのみほ(宮崎美穂/31歳)、ショーダンサーのめる(26歳)、モデルのレイカ(REIKA/26歳)の女性メンバー8名です。 あさや、あり、いっせい、けいいち、けいし、ひろき、ひろやす、ゆうじ アオイ、あかね、あやか、せいな、みさき、みほ、める、レイカ 本日公開した、本番組の魅力をお届けする先行映像「私が恋の支配者!恋愛強者の爆モテ宣言」では、参加者16名のキャラクターが明らかに。「自分よりモテてる人?まだ出会えたことない」「最近だと告白されたのは2日前」「男の子はみんな大きい赤ちゃん」「僕の存在自体が恋愛辞書に載る」「テクニック?ないです。モテない人が研究してるのかな」など、個性が光る“モテ金言”の数々に、参加者たちの“モテ”への並々ならぬ自信が伺えます。果たしてこの16人の内、“モテランキング”を席巻し、見事『モテNo.1』の称号と賞金を手にする男女は誰なのか?注目が集まります。 2月19日(水)夜10時より放送する『ラブパワーキングダム~恋愛強者選挙~』は、モテを自認し、“爆モテ”人生を送る美男美女16名の恋愛強者たちがハイクラスな恋の駆け引きを行い、No.1モテ男&モテ女を決定する恋愛リアリティーショーです。参加者たちには、最もモテている人から最もモテていない人まで丸わかりとなってしまう“モテランキング”が常時発表され、見えていなかった人間の素性が次々と露わになっていきます。無慈悲なモテランキングによって壊れていく強者たちのプライド、そして抑えきれない本気の恋…。さまざまな文化が折り重なる魅惑の国・トルコを舞台に、壮大なスケールでお届けいたします。 なお、スタジオMCには、お笑いコンビ・霜降り明星のせいや、タレントのYOU、7人組ダンス&ボーカルグループ・三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典、タレントの谷まりあが就任。「神々の映像見てる?」「今までの恋愛リアリティーショーってアマチュアのボクシングみたいだったのを、(今回は)プロのテクニックをみる、みたいな」など、鋭い考察とテンポのいいトークで番組を盛り上げます。 「ABEMA」が新たに贈る、爆モテ界のエリート集団が“モテの頂点”を争う、“モテ”に焦点を置いた恋愛リアリティーショー『ラブパワーキングダム~恋愛強者選挙~』は、2025年2月19日(水)より毎週水曜日の夜10時から放送開始いたします。どうぞお楽しみに。 ■『ラブパワーキングダム~恋愛強者選挙~』番組概要 番組トップページ:https://abema.tv/video/title/90-2021 ティザー映像:https://abema.tv/video/episode/90-2021_s1_p550 先行映像:https://abema.tv/video/episode/90-2021_s1_p500 <第1話> 放送日時:2025年2月19日(水)夜10時~ 放送チャンネル:ABEMA SPECIALチャンネル 放送URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/FBnmVq8uKps2LF 【番組公式SNS】 公式TikTok:https://www.tiktok.com/@lovepowerkingdom 【スタジオMC】 せいや(霜降り明星) YOU 岩田剛典(三代目 J SOUL…

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日産がきょうにも取締役会、ホンダからの子会社化提案拒否も-関係者

日産自動車は5日午後にも取締役会を開き、12月に発表した共同持ち株会社設立を巡るホンダの提案を拒否する方向だ。事情に詳しい関係者が明らかにした。 関係者によると、ホンダは最近日産に対して、同社の株式を取得して子会社化する案を提示。日産は同案について検討を重ねてきたが反対意見が多く、5日開かれる予定の取締役会で受け入れ拒否を決める可能性が高いという。 両社は昨年12月、共同持ち株会社を設立する方向で検討に入ると発表。2026年8月の上場を予定し、ホンダと日産の両社は上場廃止とした上で傘下に入るとしていた。両社は統合準備委員会で協議を進めていたが1月に入って日産が大株主の三菱自動車が合流を見送る方向で調整に入ったとの報道などがあり、 当初は1月末をめどに発表するとしていた共同持ち株会社設立検討の方向性について2月中旬に延期されていた。 日産広報担当の永井志朗氏は当社から発表したものではないとした上で、統合準備委員会でさまざまな議論を進めている段階であり、2月中旬をめどに方向性を定めて発表する予定と述べた。ホンダ広報担当の中村圭太郎氏も同様のコメントを示した上で、2月中旬には方向性を発表できるように進めていきたいとした。 報道を受けて日産株は同日の東京市場の取引で続伸、一時前日比7.4%高の436.8円と昨年12月25日以来の日中上昇率となった。ホンダ株も大幅続伸となり同4.2%高の1445円まで買われた。日産の米国預託証券(ADR)は日本時間5日の取引で前日比大幅高で取引されていたが一連の報道を受けて下落に転じ、一時前日比4.8%安まで売られていた。 日産の内田誠社長は12月の会見で、両社の関係について「どちらが上、どちらが下ではなく、ともに未来を切りひらく仲間」と表現していた。対等の精神を前提としていたこれまでの枠組みを超えてホンダが日産の子会社化を提案し、2月中旬の期限を前に日産の取締役会が同提案を正式に拒絶する意思を示すことで、共同持ち株会社の計画自体が破談になる可能性も出てきた。日産にはホンダの案に賛成する幹部もおり、5日の取締役会でどのような結論が出るかは流動的だ。 ブルームバーグ・インテリジェンスの吉田達生アナリストは取材に対して、仮に子会社化案を日産が拒否すれば経営統合検討そのものがとん挫する可能性があり、その場合、日産の悪い経営状況への投資家や市場の懸念が再燃するだろうとコメント。資本の変化を伴わず、実務ベースでシナジーを追求することはある程度可能でその場合は、日産への懸念の再燃は回避できないまでも一定程度は抑制することになるとの見方を示した。 共同持ち株会社計画について会見で説明するホンダの三部社長(右)と日産の内田社長(都内、2024年12月23日) ホンダと日産自動車が経営統合の協議を打ち切る可能性が浮上していることが分かったと、朝日新聞は5日未明に複数の関係者を引用して報道。両社は近く取締役会を開き、統合協議の打ち切りなどについて協議するとしていた。 東海東京インテリジェンス・ラボの杉浦誠司シニアアナリストは両社の株価の動きについて、市場がホンダによる株式公開買い付け(TOB)に判断が傾いてきていることを示唆しているとの見方を示した。共同持ち株会社設立の検討がうまくいかず、その代替案として完全子会社化の公算が高まれば株価はさらに上昇する可能性があるとした。また、ホンダとの計画が完全にとん挫した場合は、日産に一時関心を示していた台湾の鴻海精密工業による買収期待が高まる可能性もあるとした。 みずほ証券の聲高健吾クレジットアナリストは5日付のリポートで、両社が最終合意に至らない可能性について当初4-5割程度と想定し、実現性をやや慎重にみていたが足元の一連の報道で7割程度に高まった印象と指摘。両社による正式発表を待ちたいとした。 その上で、仮に破談の報道が事実であれば、両社の信用力評価は統合を織り込まない単独ベースで行う必要があると説明。ホンダの社債やクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)にはタイトニング圧力が強まると考える一方、日産の格付けはホンダとの共同持ち株会社設置による信用力への潜在的なポジティブ影響がなければ現時点で格下げされても「違和感のない状況」とみているとした。 関連記事ホンダが日産の株式を取得し子会社化する案を打診-NHK *日産:ホンダとの共同持ち株会社検討の方向性発表、2月中旬に延期

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M-1決勝コンビが「相席食堂」欠席発表も理由明記されず 「THE SECOND」出場も辞退 – お笑い : 日刊スポーツ

大阪市福島区のABC朝日放送グループ本社屋(2024年8月撮影) ABCテレビ「相席食堂」(火曜午後11時17分=関西ローカル)の番組公式サイトが4日までに更新され、お笑いコンビのダイタクが出演を見合わせると発表した。 公式サイト内で4日放送の「街ブラ-1グランプリ2025」を告知。最後に「1/28の放送内で予告しておりましたダイタクさんの出演に関しては見合わせることといたしました」と発表。理由については触れられていなかった。 ダイタクは一卵性双生児のお笑いコンビで、昨年12月の「M-1グランプリ2024」で7位タイだった。結成16年以上の漫才師が対象のフジテレビ系賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント~」には出場意向を示していたが、先月30日に大会公式サイト上で「ダイタクのおふたりは、出場しないことになりました」と発表されていた。 ダイタクは09年、一卵性双生児の吉本大と吉本拓(ともに39)が結成。ラストイヤーの昨年に「M-1グランプリ2024」で決勝初進出。2人の見極め方は左目の下に泣きぼくろがある方が拓、受け口な方が大。

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追悼 阪神元監督・吉田義男さんが明かしていた思い「V9時代の巨人に勝てる気はしなかったが、監督として川上巨人を手本にチームづくりしたことはない」(NEWSポストセブン)|dメニューニュース

1985年に監督として阪神を日本一に導いた吉田さん 2月3日、阪神タイガースを監督として球団史上初の日本一に導いた吉田義男さんが亡くなった。91歳だった。吉田さんには拙著『巨人V9 50年目の真実』(小学館)の取材でインタビューに応じていただいた。 現役時代の吉田さんは俊足巧打で好守を誇る遊撃手で、阪神の主力として巨人と対峙した。9年連続日本一(1965〜1973年)を成し遂げた川上(哲治)巨人についてはその強さをこう認めていた。 「9連覇中の巨人は強かった。長嶋(茂雄)は“負ける気がしなかった”と言っていたが、こっちは“勝てる気がしなかった”ですわ(笑)。特に堀内(恒夫)がマウンドに立っていると、1点や2点のリードでは勝っている気にはなれませんでした。ランナーを進めようとすると、内野が猛ダッシュしてくる。攻撃時も相手の守備に攻められているようだった。絶対的に有利なはずの甲子園での攻撃中でもそんな感じなんです」 吉田さんからは、巨人V9の裏話をたっぷりお話しいただいた。巨人の選手は選球眼が良くて四球を選ぶため打線がつながると話した吉田さんは、「もうひとつ厄介なのが審判でした」と苦笑交じりにこう続けた。 「審判も人の子だから、迷った時は“王(貞治)や長嶋が見逃したならボールだ”と、彼らに有利な判定をしてしまう。いわゆる“王ボール”とか“長嶋ボール”というヤツですわ。当時の阪神には小山(正明)や村山(実)といった球界を代表する投手がいたが、彼らは揃って“ワシらは10人を相手に野球をやらなアカン”とこぼしていました。勝負の世界ではこれも実力のうちですから仕方ありまへん」 王貞治の本塁打阻止のため、藤本監督から受けた「指令」 当時は甲子園といえども巨人戦以外は満員にならなかったという。巨人戦の注目度の高さについてはこんな言い方をしていた。 「満員のスタンドの巨人戦ではみんながハッスルするので、巨人戦のあとは疲れますねん。今は全試合満員なのでそうじゃないが、巨人とは互角のゲームをしても、その次のカードはボロボロだった。監督が巨人戦にローテを合わせなくても、村山や江夏(豊)のように巨人を目の敵にして投げていた投手がいましたからね」 巨人に対する作戦を聞くと、「強いていえば、後楽園球場での巨人戦で藤本(定義)監督からこんな指令を受けたことがある。デビュー当時の王は“三振王”と野次られていたが、1本足にしてから本塁打を量産するようになった。それを阻止するために、ショートを守っているボクに“二塁ベースの上に立て。守らなくていいから、投手の真後ろで両手を振り回して王の目をくらませろ”と。実際にはやらなかったが、それでも王は打ったと思う。それぐらい強い巨人への策はなかった」とも話していた。 監督として大切にした「ミスしたらまた大事な場面で使う」という信念 1985年、吉田監督が率いる阪神は日本一になったが、川上巨人を参考にしたのかと聞くとこんな答えが返ってきた。 「その前に3年間(1975〜1977年)監督をしました。ボクは失敗したとは思っていないが、クビになりました(苦笑)。その経験が生きたのと、解説者をしていたので阪神は力を出し切れば優勝争いができると思っていた。監督に就任したら、選手には“一丸になれ”“力を出し切れ”と言い続けた。ボクは現役時代に失敗して覚えたから、打たれたりミスしたらまた大事な場面で使った。それが成功した」 そして「だから川上巨人を手本にしたとは思っていない」と断言するのだった。 吉田さんは「あんな監督になりたいと思ったのが2人います」と言って、こんな話も聞かせてくれた。 「ひとりは川上さんですね。川上さんは0対0の同点、しかも9回裏二死満塁フルカウントの場面で、バッターに“待て”のサインを送った。今の監督でこのサインを出せる人はいないでしょう。高めのボールを振る習性がある選手でしたが、高目に外れたボールを見送って勝っている。これを巨人の選手から聞いた時は“川上巨人には勝てないはずだ”と思いましたね。 もう一人は落合(博満)。日本シリーズで8回までパーフェクトピッチングをしていた山井(大介)を降板させ、岩瀬(仁紀)をマウンドに送った。そんなこと山井の性格を把握できていない限りできない。川上さんに似ていると思った」 柔らかい関西弁で本音をズバスバ言える野球人・吉田義男。阪神タイガースを愛し、巨人とともに球界を盛り上げたいというのがインタビューでは伝わってきた。心よりご冥福をお祈りいたします。 ■取材・文/鵜飼克郎(ジャーナリスト)

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阪神・吉田義男元監督の「奥ゆかしさ」 チームと甲子園静かに見守る

甲子園球場開場100周年の式典を前にバースさん(左から2人目)と談笑する吉田さん(中央)=阪神甲子園球場で2024年8月1日午後、荻野公一撮影 3日に91歳で死去したプロ野球・阪神元監督の吉田義男さん。昨年8月1日、甲子園球場開場100周年の記念式典に登場した。式典後の言葉は、どこか奥ゆかしさが漂った。 式典は阪神―巨人戦に先立って行われた。セレモニーを前に吉田さんは、1985年に阪神が初めて日本一になった時の主力で、節目の日に招かれたランディ・バースさん(70)と語らっていた。式典では巨人のエースだった堀内恒夫さん(77)と並んで始球式を務めた。 Advertisement 左手につけたグラブはひときわ大きく見えた。元々、小柄な遊撃手。バースさんと大声で談笑していたが、既に卒寿を迎えていた。始球式の投球は2バウンドだった。「ノーバウンドで投げたかったですね。残念でした」と悔しがり、野球選手の本能ものぞいた。 ただ、口をついたのは周囲、そして甲子園への感謝の言葉だった。広く、土のグラウンドが投手や内野手を育てたといい、「(故人で名グラウンドキーパーの)藤本治一郎さんには『絶えず鏡のごとし』と内野の整地をしていただいた」。 今後の野球界については「いい選手が育ってお客様がたくさん入って隆盛する。そういうプロ野球を」と願った。最後には「我々というより、私は91歳ですから静かに見守っていこうと、そう思っております」。 「天国と地獄」を味わった自らの監督時代を経て、2023年には阪神は岡田彰布監督(現オーナー付顧問)の下で38年ぶりに日本シリーズ制覇を果たした。そして、甲子園は連日満員で、今や阪神は球界屈指の人気チームとなった。チームや後進の成長も見届け、優しい口調だった吉田さんは、言葉の通り泉下で静かにタイガースを見守ることだろう。【荻野公一】

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パナソニック、2024年度第3四半期決算とグループ経営改革を発表(Car Watch) – Yahoo!ニュース

写真:Car Watch パナソニックホールディングスは2月4日、2024年度第3四半期(2024年4月~12月)決算とともに、家電販売部門のパナソニック株式会社を2025年度中に発展的に解消することを含めたグループ経営改革を発表した。 【画像】パナソニック ホールディングス株式会社 代表取締役 社長執行役員 楠見雄規氏 重点投資領域にある、EV用車載電池などの事業を担当するエナジーの売上高については、前年同期比6%減の2149億円、調整後営業利益が120億円増の426億円となった。車載電池は、米ネバダ工場では、顧客の需要増により販売数量が拡大し、初めて四半期で10GWhに到達。さらに、第4四半期には、車載電池に対する需要が引き続き旺盛であることから、年間38.2GWの販売に達すると見込んでいる。だが、原材料低下見合いの価格改定などの影響によって減収となった。 パナソニックホールディングスの楠見雄規グループCEOは、「長期的な視点で見ると、EVの成長は以前に比べると鈍化はしているが、成長を続けている市場である。生産数量は、自動車メーカーとの連携で、需要にあわせた範囲でしか投資をしていない。成長が鈍化すれば、それにあわせた投資しかしないことになる。その点では、今後は、新規で大規模な投資はせずに、なだらかな投資を行うことになる」と説明。中期的な成長率が鈍化しても、収益性においては課題がないことを強調した。 また、パナソニックホールディングスの梅田博和グループCFOは、「パナソニックグループのEV向けビジネスは、現時点では、米国でしか行っていない。米国のEV市場は、なだらかに成長している。しかも、米国で最も強いメーカー(テスラ)と組んでいる点が安定化につながる」と、継続的にEV需要の増加に対応できる見通しを示した。 トランプ政権に移行し、米国内でのIRA(Inflation Reduction Act=インフレ抑制法)補助金の見直しの議論が進んでいるが、パナソニックホールディングスの梅田グループCFOは、「トランプ政権での拠出停止は、Section 30D と呼ばれる、消費者がEVを購入する際の補助金を対象としたものである。当社が対象となるEV向け電池などの販売に対する税控除である、Section 45Xは、中止するというコメントは、いまのところ出ていない。米国内にEV向け電池の製造拠点を持つことが対象になっており、多くの雇用を生みだすことに対する税控除でもある。Section 45Xは継続するという見込みではある」としたが、「トランプ政権のことなので、注視していかなくてはならない」ともコメントした。 仮に、Section 45Xも拠出中止の対象になった場合については、「実際に影響が出るのは、早くても数年先になる。生産拠点への投資のピークは2024年度で終わっていること、EVメーカーの裾野を広げていることなどから大きな影響はない」と述べた。 また、第3四半期は、カンザス工場および和歌山工場の立ち上げと、新規OEM向けの開発費などの先行費用が増加したことが、調整後営業利益にはマイナスに影響したという。 ■ グループ全体では、連結対象除外のパナソニックオートモーティブシステムズを除き増収増益に 一方、インフォテインメントシステムなどを取り扱うパナソニックオートモーティブシステムズは、Apolloへの株式譲渡が完了し、2024年12月から持分法適用会社となり、連結対象からは除外された。 2024年度第3四半期では、10月、11月の2カ月間の実績となり、売上高は前年同期比39%減の2108億円、調整後営業利益が108億円減の82億円となった。 パナソニックグループ全体の2024年度第3四半期(2024年10月~12月)の連結業績は、売上高が前年同期比1%減の2兆1526億円、営業利益は4%増の1323億円、調整後営業利益は19%増の1502億円、税引前利益は前年並みの1447億円、当期純利益は10%減の995億円となったが、「パナソニックオートモーティブシステムズが連結対象から外れたことで、全体の売上高は減収となったが、これを除くと増収増益である」(パナソニックホールディングスの梅田グループCFO)とした。 ■ グループ経営改革を発表、家電販売部門のパナソニック株式会社を2025年度中に発展的に解消へ パナソニックホールディングスでは、グループ経営改革について発表。今後、実現する姿として、ソリューション、デバイス、スマートライフの3つの領域から、注力分野と収益基盤に関する役割を設定したことを明らかにした。 ここでは、車載電池が、デバイス領域に含まれている。デバイス領域は、収益基盤に位置づけられ、同領域での調整後営業利益率は15%以上を目指すことになるという。車載電池の利益率向上は、今後の成長戦略のなかで重要な鍵になる。…

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亀梨和也がKAT-TUNを脱退へ 中丸と上田でグループ継続するか話し合い中、田中みな実との電撃婚の可能性も

亀梨和也がKAT-TUNを脱退へ (NEWSポストセブン) 2月1日にキャンプインを迎えたプロ野球12球団。宮崎の巨人キャンプを訪れたKAT-TUNの亀梨和也(38才)の洗練されたスーツ姿は、今年も多くの人の目を引いたという。歌手、俳優、キャスターとしてマルチに活躍する彼はいま、新たな一歩を踏み出そうとしている。 「実は、亀梨さんの周囲では、彼が近く『STARTO ENTERTAINMENT』(以下、スタート社)から独立し、グループも脱退するという話が囁かれているんです」(芸能関係者) 2001年に結成されたKAT-TUNは、CDデビュー前に東京ドームで単独ライブを行うなど、将来を嘱望されたアイドルグループだった。 「もともとは6人組で、グループ名はメンバーの名字のイニシャルを1文字ずつ組み込んで命名されたのですが、方向性の違いや不祥事などでメンバーは徐々に脱退。いまは、上田竜也さん、中丸雄一さん、亀梨さんの3人です」(芸能レポーター) そんなグループを中心で支えてきたのが亀梨だ。 「2016年からは充電期間を設け活動を休止するなど、紆余曲折のあったグループですが、亀梨さんのKAT-TUN愛は随一。自分なりの美学を貫きつつも、いかにして存続させるかに心を砕いていました。 2015年、デビュー10周年目前で脱退を表明した田口(淳之介)さんを何度も慰留し、『ファンを悲しませるのはおれたちの仕事じゃない』と吐露した姿はいまも記憶に新しい。それだけに、2021年に『NHK紅白歌合戦』に初出場したときは、喜びを爆発させていました」(前出・芸能関係者) しかし、シングル曲の発表は2022年10月が最後。昨今は3人ともソロ活動に専念していた。そこで亀梨の心境に変化が生じたという。 「ひとりでチャレンジを続ける中で『グループでできることはやり尽くした』という思いが芽生えたのだとか。気になるのは、残った2人のメンバーでKAT-TUNを継続するかどうかですが、いままさにメンバーを交えての話し合いが続いているところだそうです」(別の芸能関係者) 今後は、交際が報じられた恋人との関係性にも注目が集まる。 「2024年の元日に交際が報じられたフリーアナウンサーの田中みな実さん(38才)とは、いまも“いい関係”だと聞いています。人生の節目に、“電撃婚”という可能性もあるでしょう」(前出・芸能レポーター) 亀梨の独立と脱退についてスタート社に尋ねたが、期日までに回答はなかった。 前出の芸能関係者が語る。「亀梨さんの誕生日は2月23日。彼は『23』という数字への思い入れが深く、オフィシャルウェブサイトやSNSのアカウントにも23という数字を使用してきました。そんな彼から大きな発表があるとしたら、2月23日となる可能性が高いでしょう」 亀梨の誕生日は目前だ。 ※女性セブン2025年2月20・27日号

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